故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
メッセージ
東浦公民館ふれあい学園の皆様へ
4月11日金曜日の、平成20年度ふれあい学園始業式にあたりましては、お招きをいただき有難うございました。
柳谷千秋先生の楽しい歌唱指導に始まり、皆様方の一体感が高まってゆくのを私も、一緒になって体感する事ができ感激いたしました。
また、私の拙い歌まで聴いていただき恐縮しました。
こうした事の一体感の創出が、今の淡路市にとって大事な事だと思っています。
また、「淡路市の未来」という事で、講話をさせていただきました。
合併して、兵庫県の中で一番課題が多いと言われている淡路市、何とか、17~19年の準備期間である三カ年が経過しました。
非常事態と言われていた財政もとにかく赤字を回避してきました。
そして実行の期間、20~22年の三カ年が始まりました。
企業誘致、故郷納税、観光連係を三点セットとして、まず、職員全員で推進します。
前からも言ってましたように、淡路島の中では、京阪神に近いという利点を生かしながら、定住の促進、そして交流人口の拡大をこれからも計っていきます。

これまで幾多の人材を輩出してきました東浦地区の歴史を、私は、尊敬しています。
これからも、年代を越え、多様な経験を持った方々が、情報を共有し相互連係して、明日の淡路市の為に、ご指導、ご鞭撻を、これからも宜しくお願いいたします。
皆様の、ご健勝にてのご活躍を祈念いたしまして、御礼のメッセージとさせていただきます。
また、お会いできる日を楽しみにしています。
淡路市 市長 門 康彦 拝
ふれあい学園の皆様。柳谷先生。
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淡路島市への道

2006年(平成18年)に新洲本市の誕生を待って、淡路島3市時代が始まりました。人口、文化、地理的条件から言っても淡路島一市の実現は、そう遠い事ではない。
時期は、国の交付税制度の特例期間が切れる、2014年(平成26年)前後まで。
そして、市名は、旧津名郡5町合併協議会が、「淡路市」の切り札を使ってしまったために、もともと私の持論であった「淡路島市」が最有力。難点は語呂がいまいち。
これまで、公的な立場で淡路一市を唱えていた代表者は、森紘一旧南淡町町、中川啓一旧洲本市長、そして総合事務所化した初代の県民局長としての私でした。
島の合併協議会は、多様な変遷を経て今に繋がりました。
三原郡4町、津名郡5町と旧洲本市、旧洲本市と3町(五色・津名・一宮)、北淡路3町(北淡・淡路・東浦)、津名郡5町(北淡・一宮・津名・東浦・淡路)、そして、旧洲本市と五色町。これら全てに何らかの形で接してきたのが、立場上も含めて私でした。
それらについては、いずれ詳細を語る事がありますが、結果として、薄氷を踏むような経過の後、旧洲本市と五色町が合併して、3市時代の幕が開いたのです。
一市にならなければ、途中経過としては、3市か、3市1町と考えていましたからベターな選択を歴史はしたと思います。

ただ、水系から見るとこの3市の枠組は、課題を残しました。
島の水系は洲本川と三原川の二つ。これからいくと、旧洲本市は緑町と、三原郡が残り3町、そして津名郡は広域を維持してきた6町の態勢がよかったと思う。
これでいくと、3市とも境界を接し、緑町と五色町の妙な違和感も少なかったと思う。

環境立島公園島淡路は、第一次産業と観光の島、地方自立という言葉は、地方切り捨ての一面を持っています。合併とは、縮小を覚悟したうえで質の向上を目指すという事、身の丈に合った市政運営をするためには、淡路島一市を目指さなければならない。
悪しき柵を断ち切り、良い柵の構築を目指す。
淡路市においては、再生計画という名の新しい淡路市という生活空間の形を作る事に務めなければならない。
目先の利害に捕らわれず、明日の夢のために、今日を生きる。過渡期の淡路島に置かれた人間の一人としての責務を果たさなければならない。
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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