故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
平成22年2010・4月1日挨拶概要。
淡路市は、国が定めた10年計画の後半、初年度を迎えました。
旧5町が築いてきた歴史、そして、新市が手探りで作り上げた新たな歴史の上に、後、五年後の新しい形の創造に向かって着実に歩みを続けなければなりません。
前半5年間の成果は、
1 一定の基準を確保した、財政計画の策定。
(実質公債費比率23.5VS25-35%将来負担比率319.8VS350%)
2 そのための行財政計画の推進。
(給与カット、上下水道・駐車場料金適正化、保育所・学校統廃合、未利用施設等の活用等)
3 そして、基礎的自治体としての各種整備の推進。
(危機管理センター、防災公園、給食センター、一宮中学校体育館、岩屋港整備、北淡保育所整備、垣内遺跡整備等)
後半5年間の計画は、
1 10年経過後の財政計画の策定。(身の丈に合った行財政運営の確保)
2 必要施設の整備推進。(火葬場、合併施設、安全安心対策の整備等)
3 世界的観光立島・淡路市関連施策の推進。(観光道路、文化遺産整備、国際交流等)
合併とは、いかに市民の税金を効率的に使うかを目的としたものです。
そのために、平成22年度の各部、各事務所等の数値目標等が設定されています。まずその達成に努力して下さい。又、丁寧に説明責任を果たし、相手の理解を得て下さい。
そして、合併当初、710名居た職員も600名を切りました。これでもまだ、他の団体と比較して200名近く多い状況です。職員の執務環境の確保、市民の行政サービスの質確保に種種努力はしていますが、限界が有ります。
市民の代表である皆さん方が頑張らなければ、淡路市の将来は厳しいものになります。
・ まずは、自分の出来る範囲でのベストを目指す。
・ 組織の連携を図り、協力体制を確保する。
・ 淡路市の市民を守る事を、実行する。
その様な状況下で、23年度は、淡路市の大改編の年と位置づけています。
職員の皆さん自身も積極的に模索して下さい。これまでも続けている職員面談も、早めに、9月頃から始めます。忌憚の無い意見交換を宜しくお願いします。
過渡期の中の、整理期は過ぎました。
これからは、思い切って実行に移す時期です。合併の検証を進めながら、世界的観光立島・美しい淡路市に向かって共に、歩みましょう。
宜しく、お願いします。
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淡路市の文化行政(黎明期)について。 淡路市長 門 康彦

文化と文芸。文芸は理解し易い。学問と芸術とほぼ狭義に捉えられます。
しかし、文化となると簡単にはいきません。広辞苑によると「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住を初め技術、学問、芸術、道徳、宗教、政治など生活形成の様式と内容。人間の精神的生活に関わるものを文化、そして技術的発展のニュアンスが強いものが文明」と説明されています。
平成17年9月18日東浦文化館で、第一回淡路市の文化協会総会が開催されました。194団体、延べ3600人の発足でした。初代会長は、亡き植松剛先生。津名高校の教え子の一人の私が、淡路市初代市長として来賓の挨拶をしました。
そして、平成19年には、二代目の現会長として、畑美代子さんに引き継がれ、208団体、3664人と発展して今が有ります。
淡路市は、その行財政計画10年の後半初年度に当たり、合併の検証を始めていますが、勿論、文化行政もその中の一環です。
五つの旧町地域を五弁の花に譬え、融合施策を一つの課題として推進してきましたが、文化協会の活動は、まさにその重要な部分を担ってくれています。
これまで、五つの地域には、それぞれの文芸が育ち、文化は独特の地域の核となって今でも息づいています。夏祭りと同じように、文化協会の事業も、夫々の地域で工夫されて開催され、私も夫々にこれまで挨拶をしてきました。
淡路市は、情報の共有と相互連携がキーワードです。合併と言う未知の領域に踏み出した今は、後継者に良質の文化を伝承する責務が、私達には有ります。
西海岸の夕陽、東海岸の朝陽、神戸明石と生活圏を共有する北部、日本古来の伝統を維持する一宮、そして都市機能集積ゾーンの津名。また、過去からの贈り物の五斗長・垣内遺跡は、淡路市の未来を拓く文化の拠点などと多種多様な文化が散在しています。それら、魅力の拠点として連携しあう淡路市の特性を活かす上でも、淡路市文化協会の文化活動は重要です。
今後共のご活躍を祈念して、市民を代表してのご挨拶とさせていただきます。
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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