故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
平成23年年始の挨拶。(概要)

(礼の始まり)皆さん、改めまして明けましておめでとうございます。
今年は、合併、7年目に入ります。
(組織体制について)
23年度から予定していた、組織、予算等の改編については、市民等の意見、提案を参考にして、環境整備が整うまで当分の間ソフトランデイングで行くことにしました。
色々な試行、社会実験などが行われていますが、前年度に引き続き、淡路市バージョンの仕分け作業も継続していきます。工夫検討を重ね将来の淡路市のために努めて下さい。
(世界的観光立島・淡路市)
一方、世界的観光立島・淡路市を目指し、着実にその歩みを進めていますが、解決しなければならない課題は、想定の範囲内とは言え多いものが有ります。
明石海峡大橋無料化は、今年についても先行き不透明ですが、特区構想の一つの位置づけとして粛々として進めていかなければなりません。いずれにしてもこれまで島であるがゆえに守られていたものについては厳しい状況が想定されます。
これまで以上に、行政の透明化と効率化を適正に推進する中で、より以上に5地域融合を目指し、これまでの不適切を是正し、行政の不作為を廃して、淡路市行政の質を高めていかなければなりません。
急激な、職員の大幅減の状況の中で、機能不全が懸念されている事務所の事務処理内容等も見直さなければなりませんし、そのために、新たな出前市役所のイメージの具現化を図らなければなりません。
5地域の災害有事等の核拠点が整い、地域交流センターに、給食、配膳そして防災機能が整い、メガワットソーラーの整備稼動により、新たな観光拠点、そしてクリーンエネルギーの市としての形も見え始めました。これからは、合併特例債の期限の中で、急がれる火葬場等のインフラ整備を着実に進めていかなければなりません。
大型の企業誘致が見える中で、より以上の質を高める行政サービスを希求しながら、生活の基盤を確立し、定住化の促進の施策を実行に移していく年でもあります。
不透明感、不確実感が拭えないこのような時代には、これまで以上に行政と民間が一体となり地域全体の活性化に努め自立しなければなりません。
世界的観光立島・淡路市を標榜し、観光資源を地域住民との協同作業で活かしながら、地域コミュ二イテイーの再生に努め、これまで同様、集約と散開のダブルスタンダード(二重の基準)を展開する政策戦略を推進しましょう。
後、三ヶ月、22年度の事業をしっかりと処理し、23年度に備えましょう。
最後に、年頭書に当たり、昨年同様、デフレスパイラルの危機感に住民、市民の視線は、公務に対して、色々な意味で厳しくなっています。
これまで以上に、公務員という意識、質の高い倫理観を大切にして、努めて下さい。
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責任の所在について。

1ブログを書く意味。
情報の発信は、言うまでも無く行政の責務の一つです。
これまで淡路市は、インターネットを中心に情報開示等を展開推進してきました。他の2市は、ケーブルテレビという今の視聴者の状況で言うと有効な対応が出来ています。しかし、淡路市は、財政的な理由からケーブルテレビの整備は諦め、他の手段を選択したのですが、まだまだ受け手に課題が有ります。
新聞記者の方も、市内に一人しか在住されていません。どうしても、手薄になる傾向があり、それを何とか補う意味で、毎日のブログ発信を続けています。
色々な方々が見ていただき、カウンターを付けてから件数も40万件近くになりつつあります。時々、「市長のブログが参考になって取材が出来て記事に繋がった」とお礼を言われる時も有ります。
これからも、ツイッターと併用の形で情報発信を続けて行きます。故郷の雨2もその延長線上にあります。
2庁舎の改修整備等。
淡路市本庁舎は、仮設のリース物件でした。合併協議会で決定していた50億円かかる庁舎建設は断念し、その建物を購入(購入して合併特例債を利用するのが一番得)しましたが、仮設故の不具合が有ります。例えば、市長室の間取り、食堂部分の不具合、会議室の位置等そうしたものを、徐々に改修等しています。
セキュリテイーの課題も有りました。何処からでも誰でも通り抜けできる構造は、出来るだけ費用をかけない方法で、階段通路を一方通行等にすることにより対応等しました。
又、庁舎全体の管理運営についても、実態に即したものとして、整備等を進めています。
例えば、本庁舎のオーバーフローしたものについては、バックアップ機能として、津名庁舎を改修等して備えています。地形的課題の解決の為には、第3庁舎的な位置づけで、東浦庁舎を利用等しています。
その他、5町の夫々の位置づけの中で進められてきた施設整備は、淡路市としての一体感の阻害要因の一つでもあり、将来展望の中で整理等していかなければなりません。
3淡路市事業仕分けの一つの視点。
過渡期の淡路市行政にあっては、職員の研修的要因が、主な位置づけとなります。
挨拶の中で、そういった趣旨の言葉に、今回、消費者庁長官に就任された前我孫子市長の福嶋浩彦さん、当時の淡路市事業仕分けの仕分け人は、「地方自治が問われている今、門市長の方向性は正しい」と評価していただきました。
結果は勿論、参考にさせていただきますが、一面的な要素に捕らわれること無く、柔軟に対応していきます。
4責任を他に転嫁することなく、自分自身の問題として課題の解決に当たる事を優先する。
負の負債に捕らわれて、未来を怠る事が無いような責任の所在にしなければならない。
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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