故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
市長からの便り(12月) 七歳の 別れと出会いの 師走かな。

新生淡路市の七年間は、出会いと別れの歴史の積み重ねでもありました。そしてそれはこれからも繰り返され歴史の一ページを飾ります。其々に伝説が有り、其々の淡路市が有ります。
さて、淡路市は合併前に大きな被害を受けて以来、今年まで、大した災害に会わないで来ました。しかし、今年、志筑川、郡家川等の溢水により大きな被害を受けました。異常な雨の降り方にも原因が有りましたが、溜池の決壊が大きな要因でした。地域に合った災害対策、排水対策等が課題として残り、来年に備えています。
今更ながら自然の猛威の前で無力な人間を再確認し、畏敬の念を謙虚に受け止め、淡路市の更なる発展を期して、世界的観光立島・淡路市への覚悟を、新たにする師走です。
それでは市民の皆様、良いお年をお迎え下さい。
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「歴史有る日伯協会に感謝して」 淡路市長 門 康彦

財団法人日伯協会の創立85周年を迎えられ、心からお祝いを申し上げます。
さて、淡路市は旧津名郡5町が合併をして7年目を迎えていますが、その中に旧津名町が有りました。1986年(昭和61年)パラグアナ市と友好協力協定を調印、1988年には故柏木津名町長が表敬訪問をしています。2005年(平成17年)には、パラナグア市の、バッカ市長夫妻他が、新生淡路市へ訪問していただきました。
2010年(平成22年11月) に新生淡路市として、私以下5名が友好親善使節団としてパラナグア市を訪問し、友好協力協定の再調印をしました。
その時は、市を挙げての大歓迎で感激をしました。体育館での歓迎レセプションに始まり、淡路公園での記念植樹、淡路庭園環境学校の建設現場の視察、パラナグア湾の見学、そして郷土料理バヘアード等の食事と素晴らしいものでした。
淡路市はブラジルと不思議な縁で結ばれています。5年後には30周年を迎えます。これからも積み上げる歴史の中で友好関係を継続していきたいと思っています。
今後ともの日伯協会の御支援等をお願いいたしまして、お礼とお祝いのご挨拶とさせていただきます。
最後に、日伯協会のますますのご発展と、関係者皆様方のご健勝にてのご活躍を心からお祈り申し上げます。
淡路市の教育についての私見。

私達の世代が小中学校へ通っていた頃、学校で先生に平手打ちをくらっても、家に帰って親には言わなかった。昼休みの御飯の時間、お弁当を持ってこられなかった者は、グラウンドの隅で、水道の水を飲んでお腹を膨らませた。そんな子供達から、チャンピオンが多く生まれました。
そして多くの子供達は、本当の意味で弱者の味方だった。小学生の頃、同級生の子供がミスをした事で私が咎められた事が有ります。黙って耐えました。そういう世界が子供達のそれなりの世界を醸成させたものでした。
現在は、意味不明の訴訟世界。民事は何でも訴えられる。現場の常識とは違った判決が下ることも有ります。教育現場は大変です。
淡路市を冷静に見つめ直すのに参考になる事が有ります。
人口等主要指標県下市町ベスト5に、淡路市は3つ入っています。年少人口、老年人口、そして第一次産業就業人口割合です。
まさに、過疎、少子、高齢化の田舎の見本市という事です。
そのために、淡路市は、未来のために、3つの目標を掲げています。
1身の丈に合った地域運営を確保するため、雇用の創出として企業誘致に努め、2地域経済の活性化を目指し、交流人口の増嵩のために、観光の推進を図っています。
3そして、何よりも後継者育成と、地域の未来の為のそれなりの教育の推進です。
これまで淡路市は、特色の有る教育を目指し、手探りで模索しながら市なりの推進をして、質の向上を図ってきました。
1あさひプロジェクト 教職員が自主的に行う教育研究活動等への支援。
2教育懇話会 情報の共有と相互連携を目指しています。(幼、20保、19小、5中、2高、専門学校、看護大学、景観園芸学校、単位制高校(計画中))
3理数教育の充実 三津基金1億円の活用。
4言語能力の充実 何処の団体よりも国際交流に取り組む姿勢は負けていません。
5淡路市子供議会 島内で初めて実施し多くの父兄の共感を呼びました。
そして、来年度の事業として検討等しているものは、
1淡路市立教育センターの設置 24.4.1資質向上を目指します。
2運動場に天然芝 モデル校で実施し拡充を模索します。
3IPAD/PC の研究開発チーム結成。将来は、核となる学校の充実に繋げる。
4電子黒板の導入 多様な活用により、核となる学校の充実に繋げる。
5インターネット国際会議システムの研究等等です。
これらは、謙虚に淡路市の現実を認識し、未来に繋がるものは後継者育成との覚悟の上で、身の丈に合った教育活動を推進している過渡期の証です。
その延長線上に有るものは、「いつか きっと 帰りたくなる 街創り」。
単なる夢の又夢で終わらせてはなりません。
淡路市市勢要覧。 淡路市長 門 康彦

淡路市初代市長として7回目の春、市政の形が見えてきた今、ワクワク感の有る夢として、「淡路島を世界遺産へ」目指そうではありませんか。
五町の融和を図り、未来の為に、後継者育成としての教育、身の丈に合った地域経営の為の企業誘致、そして交流人口による相乗効果を目指す観光の振興を、推進して来ました。
一日として休むことの無かった7年間は、市民、職員等との協働作業でした。住んで良かったと感じてもらう環境創りこそが、国家の最前線、現場の市政を担う最大の責務です。淡路市はこれからも、「豊かな自然や文化、太陽の光に包まれ、人々の笑顔が溢れる、淡路島のウエルカム・シティー」として弛まず進み続けます。
今を、未来の為に共に生きる淡路市。「いつか、きっと帰りたくなる街創り」を目指し、更なる飛翔と地域の安全安心の確立のバランスを図りながら、市民の皆さんと共に歩みます。宜しくお願いいたします。
平成23年の終わりにあたって。
![IMG_0653[2]](http://blog-imgs-15.fc2.com/m/o/n/monyuukai/20111228133818984.jpg)
3.11の東日本大震災の大災害、地震に引き続き大津波、そして福島第一原子力発電所の災害と、今年は阪神淡路大震災以来、16年ぶりの大災害の年になりました。当然の事、日本は、復旧、復興の大事業に官民あげて取り組んでいます。
淡路市もまた、12号、15号台風関連等の豪雨被害により、7年ぶりの大水害に見舞われました。農災、土木災を合わせて100億円を超す被害になりました。幸いなことは、人災が無かった事です。
市行政は現場です。法律に基づいて仕事をしなければなりませんが、超法規的対応として東浦平和大観音像の安全対策を断行したように、避難勧告を出しながら、「自宅に留まってください」と矛盾するようでも、適切に指示し、現場に即した柔軟な対応を取る必要が有ります。それが、狭小な志筑川の水害で一人も事故を出さなかった結果を生みました。
さて、合併の目的は、質の向上と公平感の醸成が一つの重要な役割です。その視点での駐車場の有料化は大多数の賛同を得ました。
また急がれる企業誘致は、雇用と地元経済の活性化を優先し着々と進んだのも今年の特徴です。
そして、旧北淡町が長年続けてきた、セントメリース市との国際交流も粛々と推進し、多くの成果を得た年でもありました。
来年度は、二期目最終年度の年になります。
これまでの総括を踏まえ、更なる、飛躍を目指す施策の展開をしなければなりません。
フェイス・ブックの青年が伝えてきた、「いつかきっと 帰りたくなる街づくり」を目指して努めたいと思っています。
その為に、行政の執行について特に下記の点について留意します。
1 責任の所在を明確にする。 (仕事の根拠)
2 説明は相手に分かりやすくする。(説明責任)
3 市民の立場に立って仕事をする。(質の向上、公平感の醸成)
いずれにしろ、これからが寒い季節の本番です。其々が健康に留意され、良きお年をお迎えになられることを祈念いたします。
ひとまず、御機嫌よう。
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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