故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
市長からの便り(H24.12)凛として 月が凍てたる 島の冬。

17年前、阪神淡路大震災の復旧・復興支援に来島していただいていた北海道在住の方が、西海岸に在って、「淡路島は寒い」と言われました。最近は、地球規模の天候の変動で、西風も昔程ではないように感じられます。そして雪も降りません。
しかし、やはり寒さは人間から活力を奪う要因の一つです。過疎、少子、高齢化という田舎の課題に直面している淡路市、寒さは堪えますが、必ず春は来ます。
順調な企業誘致、活発な太陽光発電施設の建設、群を抜く未利用施設などの再利用、市外からの転入の増加、そして交流人口の活発化など明るい話題も多く有ります。
凍てついた月は毅然とした心の証であり、その中天には必ず、春の陽光が満ちる時が有ります。
今年の反省を冷静にしながら、来るべき新年の賀詞に備えましょう。
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VALUATION。

人の価値とは何なのか?
結局、自分にとって都合の良い対象であれば価値が有り、そうでない場合は、無価値か無関心と言う事なのでしょう。
一般的に、評価されている人の本質を偶然知ってしまった事があります。しかもかなり悪質。いつか指摘をしなければと思っているうちにその人は他界して、益々、評価は高まってしまった。日本の社会、故人になった人の事を指摘なんかすると、幾ら正確な事であっても悪口を言っているとしか認識されない。消化不良の感覚だけが残り馬鹿らしい事この上ない結果になりました。
米国大統領オバマ氏が、二期目の選挙に苦戦しています。
「チェンジ」と言う言葉で、一発芸人のように大統領になりましたが、根拠の無いチェンジは国民の失望をかったようです。
何でもかんでも不平不満をトップのせいにするのは洋の東西を問わず同じですが、結局それらは、自分自身に返ってきます。
テロは何回してもテロにしか過ぎず、目くらましは所詮騙し、遠回りでも正攻法が最後は勝利します。
過日、現代の数学に未解明のまま残された問題のうち、最重要と言われる整数の理論「ABC予想」を証明する論文を望月新一京大教授が証明したと報じられていました。4編500ページの論文、専門家でも査読に時間がかかると言われていますが、その価値と、巷に跋扈するアジビラの価値の比較は難しい。
内容なのか、読み手の民度か、はたまた巷の評論家の先生達の意見を聞きたいものです。
自民党総裁になれば、限りなく次期総理に近づく総裁選を、曽野綾子氏は、「5人とも全て二世議員、白波5人男の襲名披露のようなもの。自民党は古い政党だと印象づけてしまった。政治家は、国民に新たな希望と可能性を、常に具体的な形で用意していなくてはならない」と指摘していました。
そして、「金や地盤が無くても、信念と着想で新しい力を生む政治家になれる事も希望だ」と結論づけられていました。
信念と縁に守られて走り続けて8年、一定の評価が来年されます。
昨夜見た満月は、凛として透き通っていました。過ぎたる事は望まず、明日を信じて生きる時、故郷に静かに雨が降るのでしょう。
「その矜持さえ失わない限り、侍の家系に生まれなくとも人は侍になれる。」外人部隊に消えたはずの友からフェイスブックで便りが届きました。月の明かりでこの拙文を書いていると、微かにお袋の声を聞いたような気がしました。
H24.12.28御用納め。

皆さん、一年間、ご苦労様でした。
淡路市は、皆さんのお蔭で、8回目の御用納めを迎える事が出来ました。
この一年は、淡路島のゲートシテイ―としてまさに、その名に相応しい実績の年ではなかったかと思います。
先導的に各種事業を実施してきました。
まず、二つの特区です。
1淡路環境未来島構想特区は、明石海峡大橋無料化の推進から、共和国宣言に繋がるものです。
2教育特区は、AIE(Academy of International Education)国際高等学校(本校と山の学校)の実現となり、未利用施設、東浦高校と生田小学校の再利用となりました。
安全安心対策では、兵庫県、徳島県国民保護共同図上防災訓練を淡路市が担当しました。
文化教育面でも、古事記編纂1300年祭も、当然、淡路市に在る伊弉諾神宮を軸に展開しました。
淡路市のPRとしては、東京キャンペーンに始まり、観光大使の呈一彦さん、応援隊の川畑、宮本コンビのカリントウ、そして淡路島応援GMの田村けんじさんの大祭りに繋がりました。
私自身も、キッス神戸FMの中山泰秀さんの番組、ヤストラダムスに出演し、淡路市を宣伝しました。
イベントとしては、ジェットスポーツ全日本選手権シリーズを多賀の浜に誘致、淡路市夏祭りも5千発の花火を島で最初に打ち上げました。APバンクフェステイバルは、これまでの集客の新記録を作りました。
エコスタイルも5月1日から10月末まで県と歩調を合わせました。
エコエネルギー、太陽光発電も、市役所周辺で1メガが先行していますが、佐野のクリハラントが7メガの起工式(隣接2メガ計画)土取り跡地にユーラスエナジーの50メガ計画、津名と東浦に2メガ、西海岸にも貴船、浅野等に計画が進んでいます。北淡路のパイロット事業地には6機の風力発電が完成、電気自動車の充電設備も先行しています。
地域産業の育成として、ワールドパークONOKOROを市内の事業者に託しました。
何でも早いと言えば、義烏市親善使節団の派遣中止の決断も早かったです。
また、快挙と言えば県畜産共進会で、河内の富永さんのみき号が名誉賞を獲得しました。
兎に角、前を走り続けています。
年末年始、一休みして、更なる躍進に繋げましょう。
それでは、来年年明け、元気で再開しましょう。
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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