故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
故郷の風「勘違い」

私は童顔である。若い時はもっと童顔でした。
本当にあった話ですが、一つの冗談としてこんな話が有りました。
空手使いとして現役であった頃、先輩が運営していたクラブの用心棒に「アルバイトとして雇ってくれませんか」と依頼したことが有ります。
返事は、「お前は駄目だな」
理由を問うと、「用心棒というのは店を守ること。守るという意味には経営も含まれている。お前は確かに強い。しかし、酒に酔っている客を大人しくさせるのに本当に手を出してしまっては、用心棒としては失格。顔と体勢で威圧させ大人しくさせて楽しんでもらわないと、本当に抑え込まれた客は、もう二度とその店に来ない。威圧だけされた客は、そのことを酒の肴にして又、楽しんでもらえる。お前の顔に誰がビビる?」
それから、時折、冗談にいかつい顔の人に、「良い顔をしている。僕は駄目だった」という事を言っていました。
有る時、そういう会話をしていたら、「自慢しているの?」と開き直られた。
自分の顔を悪く言われたと勘違いしたらしい。
淡路市は5町合併の新市。歴史も仕事の手法もまだまだ統一等されていない。
諸課題解決の一つに職員研修。派遣などによる効率的研修は、少人数しか対応出来ない。広範囲な研修手法として、「事業仕分け」を選択しています。
これは、勘違いと言うより、誤解、曲解の類ですが2件。
1 事業仕分け項目になった事で、補助金など受託者が、文句を言う。問われているのは、
税金を支出している職員の説明がきちんと出来るかであり、職員と受託者が協力して仕分けに対応するというのが本道。
「覚えとれよ!」なんかと言う言動は常軌を逸しており、文明国の話ではない。
2 事業仕分けを担当する職員は、晒し者になっているようで可哀そう?
住民から預かった税金の使途を明確にし、常に自分がしている仕事の内容を説明する研修。慣れていない説明手法で、戸惑う事はあっても、それで何かを評価などされるはずがない。
変化を好まない人も居ますが、公務員と言う責務に対応するため曲解に適切に対応したいものです。
いずれにしても勘違いの類は、根が浅い分だけ御しにくい。
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洲本オリオン(映画館)の休館に想う。

今秋、オリオンが休館予定と報道されました。
記憶では、「オリオン座」と言っていましたが、島内唯一の洋画専門館、志筑から洲本まで淡路交通バス往復50円、映画館入場料50円、百円玉を握りしめて都会洲本へ悪がきたちと遠征したのは遥か昔。
1951年(昭和26年)に洋画専門館となって、今、島内に唯一残る映画館、62年の歴史、多くの島民たちを楽しませてくれた意味は深い。
何と言っても中でスルメを焼いていて、その美味そうな匂いの記憶は今でも鮮明です。
再会は、県民局長当時、久しぶりに映画を見に行った時、観客は二人、私ともう一人は外人。面白い会話の時、その外人さんが先に笑って、字幕で私が遅れて笑う。外に出て小雨降る中、傘も差さずに思い出して笑いながら歩いていると気味悪がられました。
それと、ハリーポッターが上映された時、入場するために子供たちの列ができた事です。
これで、面白い映画が上映されれば大丈夫と思っていたのですが、映画館派の私は、これで映画を鑑賞するために神戸に行かなくてはならなくなるようです。
交通手段の利便さは、移動時間を短縮し、集約の意味も変わってきました。
街創りも、昔を懐かしがるだけではどうにもなりません。
多様な可能性を模索しながら、昔のものも大事にする。日本人の美徳の一つ、中庸の精神が求められています。
インタビューに答えて支配人が、「存続するために思いつく手段は全て尽くした」と答えられていましたが、果たしてそうでしょうか?
今こそ公民連携が求められています。
淡路島の一つの星が消えるのは歴史の必然と諦めてしまうのは残念です。
島都、洲本の奮起に連携市としてエールを贈りたい!
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
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