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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

島の不思議な物語(酒鬼薔薇・絶歌の波紋)

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2015年梅雨の時期に、絶歌という手記が販売された。18年前の神戸児童連続殺傷事件の犯人、元少年Aの著書とされている。
遺族は当然、抗議し、筆者と出版社は必要性を述べた。評論家も賛否両論、正解は無い。

確かに、報道の自由、言論、表現の自由は大事であり、線引きは難しい。
そういう類の事を禁じれば良いというものでもない。
個人の自由は尊ばなければならないし、言論統制が民度を低めるのは多くの国が証明している。

しかし、人間と動物の違いは、道徳、倫理等を人間同士が共有しているところにある。
自分のためだけの目的の為、事実を捏造し、曲解し、有ろうことか、人を貶める言論は諌めなければならない。

して良い事と、悪い事は、人其々の生き方にもよるが、自分だけが正しく、相手の事は全く顧みない思い上がりは、犯罪行為と同じである。
ただ、現行法制度上はどうしようもない。

私を誹謗中傷し続ける犯人達も同じ人種。
共通して言えるのは一人として私の眼前に立たない事です。
同じ人類としての良心が、有るからでしょう。

いずれにしても、一見穏やかで平和に見える田舎の闇は、その落差が大きい分だけ深く暗い。そして陰湿になる。

合併10年の検証の中で思う事の一つに、選挙の優先順位が有る。
1親類 2お金 3物品 4地域 5知り合い そして最後に相手の主張していることなどは殆ど考慮されない。
正論はそうした柵の前には何の意味も持たない。そうであったとしても、正論は言い続けなければならない。

絶歌の筆者の思いは、生き続けるための自分自身のアリバイ作りと思われる。
たった1回の人生、憐れとは思うが、許されるものではない。

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  1. 2015/07/17(金) 13:41:15
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淡路市合併10年の検証(将来負担比率)

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国が示した財政指標のひとつ。
合併後の2006年平成18年に示されて、翌19年は猶予期間とされました。
淡路市は、平成18年326.6%、そして平成19年は371%でした。

この数字の意味するものは、自力での地域運営が制限される、早期健全化基準350%を遥かに超えているものでした。主原因が不可避の自然災害、阪神淡路大震災のダメージでしたが、対策をしなければなりません。

指数は、A実質的将来負担(含む特別会計分)を、B標準財政規模で除した数字です。
Bは動かせない。Aに対策をして指数を減らさなければなりませんでした。淡路市単独ではどうしようも無い数字でした。

まず、自力で出来る公債費の繰り上げ償還。基金を取り崩しての対応でしたが、それだけでは適正化できず、下水道特会への繰り出しを減らし公債費を減少させ、結果として特会自身が赤字となるのでその対策をしました。

次年度から年次計画で繰り上げ充用すること、そして基金の運用、さらに不足する分は、県に依頼して自治振の貸付金による援助を受けました。結果、平成26年度決算において229.2%(除く震災185.7%)と、10年の検証を迎える事が出来ました。

市を代表して感謝を申し上げます。
なお、2001年平成13年から、国が地方自治体に認めた臨時財政対策債は、淡路市においては適正運用しており、自主財源に影響を与える事はありません。

  1. 2015/07/19(日) 16:40:48
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