地域社会を成熟させて行くのに、最も重要な事は、継続という行為だと言われている。行動力とバィタリティーの有る「バーベナ淡路」に、地域社会の旗手としてまだまだこれからも多くを期待していますが、取りあえずの節目の記念日に、心からお祝いを申し上げます。
現地解決型の総合事務所として出発しました、「淡路県民局」は、まだ二年目半ば、これからも皆様のご指導ご教授をお願いするものですが、一年目は普及啓発、二年目は情報の共有と相互連携、そして三年目は、共感、これがキーワードだと思っています。
どのような社会、組織にあっても、共感無くして真の成功は有り得ません。
今、淡路地域は、明石海峡大橋の架橋によって、物理的な条件では島の状態でなくなりましたが、依然として、島的要素は色濃く残っています。そうした中で、過疎、少子、高齢化の加速する現実を直視しながら、有る意味ではそれらを逆手に取って「環境立島、公園島淡路」として創造していく行動は、「バーベナ淡路」の諸活動と軌を一つにするものではないでしょうか。

「淡路島の再生」とか「復活」と言う言葉が使われる事が有りますが、果たしてその言葉は、正鵠を得ているのでしょうか。もともと、再生、復活するものなど有ったのでしょうか。また、有ったとしたら、今も昔も何が変わっていると言うのでしょうか。
理論先行の言葉の遊びの時代は終焉したと思います。情報過多の時代に在って、着実な実行力、それが重要ではないでしょうか。
正論としての「淡路一市」が有りながら、成就し得ない状況に有る今、私達は、何故なのかと自問する要が有るのではないでしょうか。中原中也の詩の一節「あまりに早く下手な庭師に手を入れられた悲しさよ」を引くまでもなく、「共感」がこれからの淡路地域に最重要のキーワードではないでしょうか。
淡路県民局は、行政の視点から淡路地域の共感の醸成に努めます、バーベナ淡路の方々は、地域のリーダーとして、住民の視点から、共感を今以上に広められ、その繋がりをさらに発展される事を願って止みません。
最後に、皆様方のご健勝にてのご発展をご祈念し、今日から、十周年に向けての活動を「共感」を一つのキーワードとして継続される事も期待しつつ、お祝いの言葉とさせていただきます。バーベナに光有れ。
平成14年11月