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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

財政再建

 再建とは、もう一度建て直すことです。

 淡路市の財政再建は、出発時点からマイナスでした。単なる建て直しでは駄目なのです。

 ここ三年間は、収支の上で、特定の努力をして赤字を出さないできました。

 しかし、国の4指標は、年度毎に支払う金利と返済額のフローだけでは財政の本当の姿が、見えないと、負債などストックをチェックするものとしたのです。

 これでは、淡路市のような阪神淡路大震災の借金(起債残)を抱える市は、大変です。

 しかし、愚痴ばかり言ってられません。国が関与する「財政再生団体」ではありませんが、イエローカードの「早期健全化団体」ですから、自主努力による改善をしなければなりません。

・行財政改革の状況概要を報告します。

 合併後、142項目を見直し、効果総額は、66億円。
 内訳は、
①組織の見直し
②定員・給与の見直し
③公の施設の見直し
④事務事業の見直し
⑤公営企業の見直し
⑥自主財源の確保

 また、中止縮小した事業などは、事業費ベースで70億円程度もあります。
 内訳は、
①本庁舎建設中止
②水道事業部庁舎中止
③市民体育館を変更し一宮中学校体育館へ振り替え
④岩屋公民館改築休止
⑤給食センター2箇所を1箇所に などです。

 淡路市けちけち作戦と報道された内容は、身近なところからの節約でした。

 人件費カット(地域手当、管理職手当等)、昼休み消灯、冷暖房カット、高級市長車を売却しハイブリット車に、トイレ清掃を職員が始めたのは夕張市よりも半年も前でした。

 そして、市民への弔電は、お悔やみ文としました。

 しかし、これらも、明と暗が有ります。市の節約は、他の収入減に繋がり、大袈裟に言えば、地域経済の停滞にも繋がる結果となります。

 いずれにしても、税金や公共料金が上がり、行政サービスの縮小も管理される、「財政再生団体」になるのは、絶対避けなければなりませんし、淡路市はなりません。

 4指標全てを、一定水準に確保すべく、我慢をする期間、それが今です。

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  1. 2009/03/31(火) 19:50:55
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