故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦
愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。
後輩達への新生淡路市2期目抱負。 淡路市長 門 康彦
1表明は、市民の多くに考える時間を十分に提供するため、早く行いました。
平成20年12月本会議の冒頭、津名高校の両先輩、植野喬雄議員に対し、「まだまだ遣り残した事があります」、松本英志議員に対し、「地域の将来を冷静に分析し、美しい淡路市の創生に臨む」と決意表明をしました。
その後、記者発表し、自分の意志と決意を表明しました。
2淡路市初代市長としての四年間の感想は、大きく二つでした。

一つは、公務員人生の中で、365日休み無しという、走り続けた、一番苛酷で忙しくそして遣り甲斐の有った勤務という事が誇れる事でした。
二つは、人として譲れない自分の規範が、高く強過ぎるきらいが有り、有意の方々に心配をかけた事が多かった事が反省する事でした。
3実績の概要は、大きく三点でした。

(1)5町地域の融合を計り推進しました。
①諸団体の合併等99%達成しました。後は中身、合併による課題の解決です。
②行政組織をバランスに配慮しながら、スムーズに移行し、事務所長の出身地等にも配意しました。
③中長期的視点からの行政執行に務めソフトランディングを目指しました。
(2)赤字の回避を公約通り達成しました。
①4年間堅持しました。
②財政健全化4指標整理を整理し、20年度、将来負担比率を基準以内に努力すると共に、起債残を30億円減少しました。
③19年度決算、県内歳出減少率ベスト4、△15.5%と削減に努めました。
(3)事業バランスに配意し、着実、堅実な執行をしました。
其の為に、縮合政策のスケジュールとして積極的に、情報を開示し説明責任を果たしました。
平成17年度。継続と融和。
平成18年度。資産の見直しと再整備。
平成19年度。検証と実行。
平成20年度。事業の推進と新市2期目の課題整理。。
4実績の主な項目としては、

(1)企業誘致(旧北淡東中学校跡地施設、その他新規立地4社)を積極的に推進し、未利用地の売却等も進め、定住雇用の促進を図りました。
ふれあい、すくすく商品券発売等、地元経済の活性化に努めました。
(2)子ども議会など後継者育成の端緒を拓きました。
保育所園・小中学校適正規模の検討推進し後継者の教育環境に配意しました。
一宮中学校体育館、給食センターの建設。北淡保育所、小学校の建設など。
第二子以降保育料軽減、三津基金設立、学校特定財源返しなど。
(3)地域公共交通活性化協議会を設立し、明日の公共交通の姿を模索しました。
幹部職員の総合事務所勤務日などにより、住民サービスの維持に努めました。
定型的ゾーニングの見直し。(県警、水道事務所、二眼レフ整備など)
(4)市長と明日を語る会により、多くの市民の意見を聞きました。
市民相談担当の設置により、責任回避を無くしました。
(5)開かれた行政・情報公開(議会テレビ放映、広報淡路拡充、25万件ヒットブログ) 市民に見える市政の展開を推進しました。
5二期目の抱負は、夢、故郷、未来です。

人生の中で、この4年間が一日もまともな休みの無い、勤務として走り続けました。
人として譲れない、自分自身の規範が、強過ぎる事があり、市民有志に心配をかける毎日でもありました。
厳しい財政状況下、行財政改革を確実に断行しながら、実現可能な施策を模索し、実施してきました。4年間、数々の工夫により赤字決算を回避し、市民サービスを確保し、合併してすぐ倒産かと言われた新生淡路市を守りました。
準備が整った今、世界的観光地への夢を求め、「明石海峡大橋無料化」から「公私協調・世界的観光立島淡路市宣言」の元に政策展開をします。
自らの給料等、40%弱の減額は、職員と共に痛みに耐え、財政基盤の更なる強化を図り、市民サービスを更に高め(出前市役所)、市民の安全・安心(危機管理部)に配意し、企業誘致、クリーンエネルギー事業の推進、公共交通の見直し利便性の向上、交通拠点の更なる活性化整備、など、将来を見据え、攻め、「アタック」の市政、「飛躍する淡路市」となるよう、施策を積極的に推進していきます。
夢、故郷、未来、はそのイメージです。
世界的観光地への夢を求め、安全安心生活への故郷を作り、美しい淡路市への未来を創造する。
市民と共に歩みます。市外からの応援も宜しくお願いいたします。
(参考)ふるさと納税、455件(県内2位)29,170千円(県内3位)総合1位。有難うございました。
なお、私の同期、小南広之君が主宰する、今年4月18日テレビ朝日の『人生の楽園』で放映され脚光を浴びた「冒険の森」は、田舎暮らしの楽しさの実践であり、市としても、公私協調の核の一つとして期待しています。
多くの小さな輪が連携し、いずれ、大きな輪となって花開く夢を、大事にしていきます。
スポンサーサイト
- Prev東京雑感
- Next淡路市の観光資源等について。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
プロフィール
Author:サイバー門友会
――心は少年――
を信条とする かど康彦淡路市長を私たちはネットを通じて応援します。
最近の記事
- 桜 咲く (04/11)
- 北原文雄さんを偲ぶ会 2017.H29.1.26.18時30分~夢泉家 (02/27)
- 市長からの手紙(H29.2月) 如月の 島に春呼ぶ 鳥の声 (02/01)
- 広報淡路新年のごあいさつ(H29) (01/04)
- 市長からの手紙(H28.12) 十二回 数えた年末 悔いは無 (12/07)
- 市長からの手紙(H28.11) クールビズ あけて季節は 秋深し (12/03)
- 霜 月 (10/31)
- 市長からの手紙(H28.10) 影伸びて 夕日が映える 西海岸 (10/01)
- 市長からの手紙(H28.9) 海人ひとの 伝説輝く 島の秋 (09/02)
- 市長からの手紙(H28.8) 灼熱の 陽に煽られて 若人飛ぶ (08/03)
- 市長からの手紙(H28.7) ふるさとの 夏の匂いは 塩の香 (07/11)
- 市長からの手紙(H28.5)はれという 二文字が似合う 皐月空 (05/06)
- 市長からの手紙(H28.3)別れの季 波間に霞む 島の春 (04/18)
- 市長からの手紙(平成二十七年十二月)砂塵舞う 島の浜辺に 心静か (04/18)
- 市長からの手紙(平成二七年十一月)五弁散り 涙の中に 花一輪 (04/17)
- 三島由紀夫への試論 1970.S45年11月 門 康彦記 (03/20)
- 淡路市公共施設整備(庁舎関係)について 2016.H28.2.20 門康彦 (02/23)
- 市長からの手紙(H28.2)父の齢 遥かに超えて 冬路行く (02/04)
- 阪神淡路大震災21年追悼事業挨拶概要 2016.H28.1.17 5時46分~ (02/03)
- 平成28年賀詞交換会挨拶概要 2016.1.6.10時半~ (02/02)
- 2016年平成28年1月4日(月)9時挨拶概要 (01/08)
- 広報淡路新年のごあいさつ(H28) (01/04)
- 淡路市合併10年の検証(冊子)挨拶 淡路市長 門(かど) 康彦 (12/05)
- 市長からの手紙(平成二七年十月)巡りくる 季節の風に 風車舞う (10/04)
- 市長からの手紙(H27.9) 夕焼けに 染まって家路 急ぐ子ら (09/06)
- 淡路市合併10年の検証(富島土地区画整理事業) (08/24)
- 市長からの手紙(H27.8)島人の 願い叶えて 船走る (08/06)
- 淡路市合併10年の検証(将来負担比率) (07/19)
- 島の不思議な物語(酒鬼薔薇・絶歌の波紋) (07/17)
- 淡路島考(兵庫県地域創生条例)2015.H27.6 (06/15)
最近のコメント
- 門 康彦です:市長からの便り(H25.2) 雪降らぬ 故郷の地に 槌音響く。 (02/03)
- 織姫:市長からの便り(H25.2) 雪降らぬ 故郷の地に 槌音響く。 (02/02)
- 門 康彦です:市長からの便り(H24.9)山里に はや紅葉の 勇み足。 (09/05)
- 織姫:市長からの便り(H24.9)山里に はや紅葉の 勇み足。 (09/05)
- :市長からの便り(H24.9)山里に はや紅葉の 勇み足。 (09/05)
- 織姫:市長からの便り(H24.9)山里に はや紅葉の 勇み足。 (09/04)
- 門 康彦です:市長からの便り(H24.9)山里に はや紅葉の 勇み足。 (09/04)
最近のトラックバック
月別アーカイブ
- 2007年10月 (49)
- 2007年11月 (48)
- 2008年01月 (4)
- 2008年02月 (3)
- 2008年03月 (7)
- 2008年04月 (1)
- 2008年05月 (2)
- 2008年06月 (2)
- 2008年07月 (4)
- 2008年08月 (2)
- 2008年09月 (2)
- 2008年10月 (2)
- 2008年11月 (1)
- 2008年12月 (3)
- 2009年01月 (2)
- 2009年02月 (2)
- 2009年03月 (7)
- 2009年05月 (2)
- 2009年06月 (2)
- 2009年07月 (2)
- 2009年08月 (1)
- 2009年09月 (2)
- 2009年10月 (1)
- 2009年11月 (2)
- 2009年12月 (2)
- 2010年01月 (2)
- 2010年02月 (1)
- 2010年03月 (2)
- 2010年04月 (2)
- 2010年05月 (2)
- 2010年06月 (4)
- 2010年07月 (2)
- 2010年08月 (1)
- 2010年09月 (2)
- 2010年10月 (1)
- 2010年11月 (2)
- 2010年12月 (3)
- 2011年01月 (2)
- 2011年02月 (2)
- 2011年03月 (2)
- 2011年04月 (1)
- 2011年05月 (2)
- 2011年06月 (3)
- 2011年07月 (2)
- 2011年08月 (4)
- 2011年09月 (4)
- 2011年10月 (3)
- 2011年11月 (1)
- 2011年12月 (5)
- 2012年01月 (2)
- 2012年02月 (3)
- 2012年03月 (1)
- 2012年04月 (1)
- 2012年05月 (3)
- 2012年06月 (2)
- 2012年07月 (2)
- 2012年08月 (2)
- 2012年09月 (2)
- 2012年10月 (2)
- 2012年11月 (1)
- 2012年12月 (3)
- 2013年01月 (3)
- 2013年02月 (2)
- 2013年03月 (2)
- 2013年04月 (1)
- 2013年05月 (1)
- 2013年06月 (1)
- 2013年07月 (1)
- 2013年08月 (1)
- 2013年09月 (4)
- 2013年10月 (2)
- 2013年11月 (3)
- 2013年12月 (3)
- 2014年01月 (1)
- 2014年02月 (2)
- 2014年03月 (2)
- 2014年04月 (1)
- 2014年05月 (2)
- 2014年06月 (1)
- 2014年07月 (2)
- 2014年08月 (3)
- 2014年09月 (2)
- 2014年10月 (2)
- 2014年11月 (2)
- 2014年12月 (1)
- 2015年01月 (2)
- 2015年02月 (1)
- 2015年03月 (2)
- 2015年04月 (2)
- 2015年05月 (2)
- 2015年06月 (2)
- 2015年07月 (2)
- 2015年08月 (2)
- 2015年09月 (1)
- 2015年10月 (1)
- 2015年12月 (1)
- 2016年01月 (2)
- 2016年02月 (4)
- 2016年03月 (1)
- 2016年04月 (3)
- 2016年05月 (1)
- 2016年07月 (1)
- 2016年08月 (1)
- 2016年09月 (1)
- 2016年10月 (2)
- 2016年12月 (2)
- 2017年01月 (1)
- 2017年02月 (2)
- 2017年04月 (1)
カテゴリー
カレンダー
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 | - | - | - | - |