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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

津名高等学校90周年を祝す。 淡路市長 門 康彦

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淡路市を代表し、そして第15回生の一人として、創立90年の節目を、お祝い申し上げます。
平成14年7月、81周年記念の講演をするため、30数年ぶりに母校(現関西看護医療大学)を、淡路県民局長として訪問をしました。「8百人の生徒のうち何人が最後まで、起きていてくれたか?」と、講演概要を故郷の雨1に自嘲気味に書いています。当時、多くの同級生も参加してくれました。
それから時は流れ、平成17年5月、現在の番匠ゲ丘の新校舎の竣工式テープカットに、淡路市初代市長として参加した歴史の巡り合わせは、人知に図りがたいものが有ります。
伝統が人によって作られるものであるとしたら、津名高校にとっての人とは何か?
校歌に、「人となる日をいま待つ我ら」と有ります。これまで、多くの人材を輩出してきた学び舎は、その時折に姿を変えて今が在ります。正門は、南側に面していますが、県道大谷鮎原神代(66号)線コスモス道路に面した裏門の道は、多くの人々の協力で繋がりました。その道路に面して建つ同窓会館もそうです。校舎の建設に当たっても、その建設場所の決定から、工事の効率化に至るまで、多くの人の努力の結晶でした。
人と人とが協力し、色々な事を積み上げ、明日へ向かっています。
奇しくも、敗戦から60年の節目を迎えた新校舎移転の平成17年4月、新生淡路市も出発しました。あれから5年、90年の節目を迎え津名高校は、淡路市と共に歴史の歩みを続けています。
「世界的観光立島・淡路市」を標榜する淡路市は、教育文化の振興に当たっても、公私協調の連携を強めていますが、看護大学、医療専門学校、そして景観園芸学校等、多様な施設群が県立高校と連携することも必要です。
そして、その核として津名高校が機能してこそ、母校としての存在価値が有ると信じています。人とは、単に生物学的存在そのものを意味するのではなく、生活、文化、そして夢等形而上的なものの総称でなければなりません。
10年後の、津名高校百周年、今の在校生18歳は28歳になっています。淡路市は、他の例に漏れず、過疎少子高齢化の影響を受け、地域経営に今以上の労力を費やしている事でしょう。
その時を想定して、過渡期の今、我々の世代がその対応に努めています。出来うる限りの事をして、後継者に託します。「人となった若き指導者」として後輩達が市長を引き継ぐ事を祈念しています。
煌めく陽光、澄んだ空気、静謐な環境、そして吹き抜ける風は、美しい淡路市そして津名高校に繋がっています。
更なる発展と活躍を、5万人市民を代表しご祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

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  1. 2010/06/15(火) 09:18:23
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