故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

夕張希望の杜に学ぶ。

財政破綻した夕張市は、行財政改革の一環として、市立病院(179床)を、医療法人財団夕張希望の杜(村上智彦理事長)に指定管理し、公設民営の有床診療所(19床)と介護老人保健施設(40床)の夕張医療センターとして再スタートさせました。
そのコンセプトには、学ぶべき多くのものが有ります。
「まず、考えの根幹は、「あの夕張市でさえ、こんな医療が出来たのなら、うちでも出来るだろうと思ってもらえれば、破綻した意味がある。(無駄にならない)」という事でした。
そして、
再生とは、自分達では維持出来ない総合病院の復活ではなく、高齢化が進んだ新しい状態に合わせたシステムを作る事。
地域医療の最大の目的は、地域に思い入れが有るから一人暮らしをしている高齢者(弱者)が、地域で安心して暮らし、安心して死んでいく事を支える事。
そのため、広域連携の仕組み作りを推進する。
最低の社会資源で医療がケアを支えていくモデルを構築する。予防医療や在宅医療の文化の無かった所に、それらの仕組みを立ち上げる。そして、診療所の規模を適正化し、他の地域と連携したシステムで住民を支える。
意識改革として、従来の総合病院の発想のまま、入院や救急を維持して自己完結する(無理、無駄)な執着を排する、現実的な対応を理解してもらう事。
それは、住民が自立し、訪問看護ステーションや小規模多機能住宅で、ケアを引き継げば、行政不在でも弱者を支えていける。
しかも夕張市には、4人の開業医が存在し、近隣医療機関へのアクセスは良く、診療所がその連携の受け皿になり対応する事で、広域連携化した機能分化の仕組み作りが出来る。」
淡路市の状況はどうか?
市立診療所、聖隷、東浦平成、北淡路、津名の病院、35の開業医、そして66の介護サービス事業所が、存在しています。島内には県立病院、また、神戸市、明石市、徳島県に隣接し、交通事情も良好です。
産科だけが、少子化等の影響により市内に無くなってから長い期間が経過しています。
その上に、過疎化、高齢化といった現象が加速しています。
これらの事は、淡路市の財政状況を考えると、夕張市が目指す方向性を参考にして、考える必要が有ります。
1地域の医療等の環境整備を、身の丈にあった質の良い、効率的なものにする事。
2生産人口等の、生活を確保し、活性化の状況を創出する事。
3高齢者等弱者の安全安心を確保する事。
これらが、今後の淡路市の医療等の有り方を検討する上でのポイントになります。

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  1. 2010/08/04(水) 10:34:25
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