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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

淡路市要覧「はしがき」

★DSCN3405
合併に向けた指針としてのスケジュールの大前提は、平成17年から10年間で、淡路市の基礎的自治体として整備を推進し、平成28年以降、持続可能な財政運営の確立を図るというものです。
上期5年の大枠は、1五町の融和、2赤字の回避、3バランスの取れた事業の執行。
下期5年の大枠は、1企業誘致、2観光施策の推進、3行財政改革。
こうした観点から、市政運営を展開し、七年目に要覧を作成しました。
1現状を把握し、長期の計画等を的確に整理し、将来の市政運営に資する。
2基礎的自治体としての、情報を共有するバイブルとする。
3毎年加除追録等することにより、内容を更に充実等する。
4将来的には、教書的な分析を伴うものにしていく。
5今後、一般市民の意見も取り入れ、充実を目指す。
これらの認識の上に、この要覧が誕生しました。これまで、多くの有志市民から、要覧の存在を問われていましたが、これで取りあえずの報告が出来た訳です。
過渡期の淡路市は、組織のパワーを最大限に発揮できる環境整備のための改革を断行する事が求められています。
これらの事は、限られた時間の中で、より効率的に実行しなければなりません。批判のための批判、机上の空論の評論家的視点ではなく、行政のプロとしての手法と責任を実行出来る覚悟が無くてはなりません。
そして、行政に求められているものは、市や組織へ貢献する情熱、強い実行力、そして冷静でぶれない視点です。また、計画に想定外の事が起きた場合、責任を持って修正し、市政運営の実績を示す事もの実力も求められます。
後継者育成が急がれる所以です。
また、合併の質を高めるために、多様な意見、資質を持った顧問団の活用も必要です。
現在の人間は、過去の蓄積の上に存在しているわけですから、温故知新の諺の通り、単なる歴史を知るだけではなく、識らなければなりません。そして、現に生存している多くの先輩等からも学ばなければなりません。これらの事を参考に、この要覧が役立てばと祈念しています。
淡路島が遭遇している3市時代にあって、淡路市の存在が、この過渡期という困難に際して、島民、市民の公益を実現する先頭に立たなければならないと思います。
それが、5町合併という未知との遭遇境界に、勇気を持って飛び込んだ先輩たちへの恩返しでもあります。
本来の行政の手法で身の丈に合った淡路市創りを、粛々とすることが合併の意義そのものと確信します。

文責     淡路市長  門 康彦

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  1. 2011/08/14(日) 23:42:07
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