故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

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尾崎小学校閉校式 挨拶概要  平成26年2月22日

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1955年、昭和30年3月31日、尾崎村、郡家町、多賀村、江井町が合併し、旧一宮町は発足しました。
昭和初期の金融恐慌で不況の風が吹く中、女性も働かなければと、子供を預かってくれないかという要望が多かったようです。
当時、合併前の尾崎村遠田萩に、門正世さんという人が居て、役場庁舎の広間を借り受け、私立の郡家託児所を立ち上げたそうです。
門先生は、尾崎の浜から郡家までの道中、道端で待っている子供たちを集めながら毎日歩いていたそうです。
私の叔母に当たります。

1874年明治7年3月遠田小学校が創立しました。
幾多の歴史を経て、町村合併により、1955年昭和30年一宮町立遠田小学校になり、1958年昭和33年3月尾崎小学校に統合され、廃校になりました。
84年の長き歴史を、今から56年前、半世紀以上前に閉じたわけです。
門正世さんの夫、私の叔父初め、父や祖父達の名前が、「遠田の開拓の祖」という本、濱岡きみ子先生の編著に有ります。
その血縁に当たる、私が、子供たちの教育環境の質を向上させるため、遠田保育園(当時園児10名)を2008年平成20年4月に閉園する説明にいった時、「わし等は騙された、順番に学校を統合すると説明受けたのに、結局、遠田だけが廃校になったのや」という古老の言葉を聞きました。
不思議な縁を体感した瞬間でした。

そして今日、1873年明治6年創立の尾崎小学校が、140年の幕を閉じます。
思い出、歴史、何よりも在るものが無くなるという不在感に応える言葉は有りません。
学校は地域と共に在ります。そして大きな核の一つです。
今は、少子化の嵐の中で、子供たちの教育環境を整える事を優先しなければなりません。地域の核としての役割は、先行した合併の学校の実績が示すように、より以上の発展した核となるよう、官民一体となって工夫し、推進しなければなりません。
共にそれを目指しましょう。

今日参加している子供たちの、皆さん、いずれこの地域、淡路市を担います。もう一度学校が再開できるような地域にするために頑張って下さい。
そうすることが、自分達、そして先人達への存在証明の証となります。
歴史は継続され、積み重ねられた物事の結晶です。
最後に、これまで苦労され地域経営、そして学校運営に尽くされた方々に重ねて敬意を表するとともに、何よりも、地域の皆様に感謝申し上げ、市を代表してのご挨拶とさせていただきます。
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  1. 2014/03/20(木) 16:21:41
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