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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

兵庫・神戸のタウン情報誌センター

 本日は、センターをお送りいただき有難うございました。
 故郷に二十七年ぶりに帰郷、雑俳というものを知り、「運不運、秀やん俺と同い年」という素晴らしい作品の感性も知り、今更ながら淡路島の文化の奥深さに感心している次第であります。文化不毛の地とは、逆説の奥床しさではなかったでしょうか。また、貴誌の中で、松平陽子さんの「低くなった敷居」が興味深かったです。

 さて、鳴門と明石の海峡に架橋され本土導水が実現した事により淡路島は物理的に島で無くなった訳ですが、便利になったとは言え、やはり色々な意味で島的ハンディーを背負っています。

 しかし、そのハンディーキャップを逆手にとって、これからの淡路島をどういった形で創造していくか課題は多いです。今後共のご指導等宜しくお願いします。
shizuki river
 また視点を量を質に転換しなければならないと言われている現在、市町合併を喫緊の課題としている淡路島で、どういった枠組で臨まなければならないか、自分の故郷だけに色々と迷いが有ります。

 日本古来の美学が、本当の意味での評価を得にくい現代において、この淡路地域をどういった形で、将来を創造しなければならないのか、限られた時間の中で判断を迫られています。

 行政も量より質への視点の転換を計っていますが、住民の参画は、トータルとして量が要求されています。人任せでは無く、官主導から民自立の流れに沿い、各々が責任をもち実行していく社会の形成こそ、本当の意味での質への転換になる筈だとは思うのですが。
 「川の流れは両岸から見なければならない」という故事に学び、謙虚にそして自然体で故郷を考える事が重要だと思っています。取りあえずのお礼を書面にさせていただきますが、またこちらへも気楽にお立ち寄りください。

 これからも厳しい季節が続きますが、今後とものご活躍をご祈念しています。
                                                 平成13年11月号
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  1. 2007/10/24(水) 10:46:13
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