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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

初代淡路市長になって思う事

 絶えず「自分でいいのか?」と問い続けてきました。

 島内3市長、3県会議員の中で、無名で地元の名士でないのは私だけ。

 しかし、今の状況だからこそ、自分でなければと確信しています。

 合併した市としては、ハンディーキャップが、多く深過ぎると思います。しかし、その分たけ、可能性は大きい。

 今後は、市民に分かり易い行政の展開を目指します。

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1 市長になっての印象

 (1)5万人に話し、1人で聞く。
   ①相手に正確に伝える事の難しさ。
    自分で勝手に判断せずに、丁寧に繰り返し情報を伝える。
    人の言う事を聞いていない相手に、どうすれば理解されるかの工夫と実行。
    (分かり易い資料、ホームページ、メディアなどの活用など)
   ②花の事は花に聞け。
    理解しようという姿勢で相手に接する事。
    何か一つ、参考になる事を探す姿勢。
    聞いた事に早く対応する。

 (2)出勤簿の無い事の再認識。
    17年度、休みは3日。

 (3)良いも悪いも、市長は標的。
    単純なストレス解消の相手にはなるが、病的虚構、虚偽、恣意的私利私欲
    私怨のために利用されるのは勘弁ならない。
    合併過渡期の今の状況だから選挙に出た。覚悟の上である。

2 合併後

 (1)三市の役割。
   ①洲本市は、一市十町のりリーダーとしての、知力、人脈が資産。
   ②南あわじ市は、恵まれた地形等を活かした、地場産ブランドと財力が資産。
   ③淡路市は、田園市としてハンディーキャップの地形を視点を変え、調整役
     の立場で宿借り作戦が資産。

 (2)行政としての目標
 ①当 面 財政再建団体の回避
 ②9年後 身の丈にあった行政体の整備計画~将来の淡路島市実現のため
 ③総 括 色々なセーフティーネットの構築
  神戸の壁の意義

3 将来の淡路島

 (1)明石海峡大橋の無料化
   ①国  道路特定財源投入~民主党
   ②県  調整支援~県単独施策の導入
   ③市  相互連係運動展開~市単独施策の検討
   ④民間 明石海峡大橋を無料にする会~署名運動などの展開

 (2)島全体を美化、環境整備し、ハワイ島のような観光島を目指す

 (3)三市の役割分担
    ①淡路市  新観光拠点 大橋(観覧車)夢舞台群(国営公園)震災拠点、
            風力発電、神宮(薪能)運動公園、未利用地利用
            おのころ(航空機、潜水艦の展示)
    ②洲本市  歴史観光拠点 三熊城
    ③南あわじ市 地場産観光拠点 イングランドの丘 沼島

 (4)交通体系の見直し
    ①津名一宮インターの再整備
     バスの利便性、競合による料金低減
    ②たこフェリーの存在意義

 (5)総括
     人口減少時代の新たな自治体作りに当たって、縮小を覚悟したうえで、質
     の高い「縮合政策」を検討、模索、賢明な市民の共感のもと実行する。
     歳入、歳出、一体となった行財政改革を断行し、一市への道を拓く。
     都会と田舎、格差時代の中で、田舎市の未来の礎を構築する。

(参考)
・人口推計(淡路島内)
 江戸末期  10万人?
 昭和22年  22万7千人
 平成12年  15万9111人
 平成17年  15万1830人
 2050年  10万人?
                                平成18年5月
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  1. 2007/11/01(木) 20:52:52
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