故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

故郷の雨

混沌があった
宇宙の広がりを存在を
ひとりになって
とめどない疲れがあった

静寂の淵を
襲いくる目眩や
避けえぬ嘔吐の衝動をになって
沈黙がゆっくりと
どこまでも沈んでいった

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あれは遠い日
果てしなきデカダンの雨
降りし日
ひたひたと倦怠の足音
響きし日

沈潜の彼方
不明瞭な空間に
それらひとつひとつを見失い
怒りが彼方から
音もなく近づいてくる
今日この日
悲しみが通りすぎ
さみしさがゆく

ただ一度
本当のことを言うために
疲れと倦怠のなか
暗闇の沈潜に思いをはせ

過ぎし日しのぶ
今日
恥辱の里に
しとしとと
幻の雨が降る

        ふかいあさ 創刊号
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  1. 2007/10/23(火) 21:07:00
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