故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

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「街創りの視点」

 小泉首相の靖国神社参拝が議論を呼びました。答えは、無いように思います。

 私達の淡路市の活性化も多様な視点で考え、そして、決断しなければならないでしょう。歴史が物語るという言葉が有ります。自然、環境を変える方法で街を守った一つに、琵琶湖疎水の土木工事が有ります。

 京都の命の水とも言われ、4年8ヶ月をかけて人力で完成された疎水は、東京遷都のあおりで京都に危機感を抱いた知事が、若干21才の青年に託し、日本では初めての水力発電までをも完成させ、結果として哲学の道とまで呼称される文化環境を創出しました。

 一方、その対極に有るのは、世界遺産に名を連ねる、屋久杉と島。木材産業で生計をたてていた島人、故郷の同胞に、帰郷した二人の青年が、「このままでは、結局、自然の財産の屋久杉を食い潰し、人間も共倒れになってしまう、未来の屋久島を守ろう。」と説得し、その自然を守り、それで、日本有数の観光地として今に在ることです。

 どちらも素晴らしい方法であり、現代の人類に貢献しています。淡路市にそうした方法はないのか。それを模索する事が、地域経営の哲学そのものではないでしょうか。

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 来年3月に、淡路島は3市が確定します。洲本市は、県内で6番目に出来た伝統と歴史の市です。これまで淡路島のリーダーとして、蓄積された組織、ノウハウ、そして人的ストックが顕著で、これからもその存在は重要です。

 又、南あわじ市は、その地形にも恵まれ、人形浄瑠璃に代表される伝統文芸に裏打ちされる人的まとまりと、玉ネギ、レタス等に代表される第一次産業の農業、東京に直接納入出来るルートを持つ漁業と力の有る経営主体が、顕著です。

 一方、淡路市は、その地形が災いし、5つの核が、バラバラに存在しており、いくら継続と融和と言っても限界が有り、それぞれの特性を身の丈に合った形で活かす方法が求められています。

 西浦、東浦の表現を、今風に、「西海岸、東海岸」として売り出すとか、花さじきを今以上に人気のスポットとして観光の基軸とするとか、いざなぎ神宮で本格的、長期的な視点で薪能の開催をするとか、メリハリの効いた方法が必要です。

 又、夏祭りは一体化を検討、敬老会は各地区での継続といったそれぞれの特性に応じて丁寧に模索し、例え無駄かも知れないと思っても、シジフォス(※)が課せられた宿命と同一の課題を背負って、淡路市はこれからの街作りに努める事が必要です。

                 広報淡路・市長の部屋 平成17年12月号

   ※ギリシャ神話から、カミュが書いた「シジフォスの神話」の不条理。
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  1. 2007/11/04(日) 08:33:32
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