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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

市老連淡路 挨拶


 淡路市老人クラブ連合会の皆様、新年、明けましておめでとうございます。

 昨年は、4月1日、旧津名郡の津名町、一宮町、北淡町、淡路町、東浦町の5町が合併し、面積184平方キロメートル、人口5万2千人弱の新市が誕生いたしました。国勢調査によりますと、新市は、4万9千人台の人口になるようですが、生き甲斐の感じることが出来る明るい市を目指して日々努めています。

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 初年度は、「継続と融和」を理念として、これからの市づくりを模索し続けました。2年目は「資産の見直しと再整備」の年になります。特別な基幹産業が無く、西海岸と東海岸の真ん中に山並み、そして5つのバラバラに集積した街並みといった特殊な事情を抱えながら工夫と実行が求められる年になります。

 例えば、生活と観光が同居し「景色自体が御馳走」と言われるような環境空間の創出が必要ですし、二極化する世相の中で、身の丈に合った市の「セーフティーネット」の構築も必要です。

 さて、頗る元気で、60歳程度から入会出来るという「淡路市老人クラブ連合会」に、行政がタッチするようなセーフティーネットは必要だとは思いませんが、逆に、これまでの豊かな経験と、確かな歴史に基づく見識を、私達にご教授していただきたいと思っています。

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 私の信条は、「心は少年」です。40歳を不惑、60歳を還暦、それぞれの節目を古来から日本人は、称えて尊重してきましたが、医療などの普及によりその常識が通用しなくなっています。老いが一番感じられるのは、肉体ではなく精神、心の問題ではないでしょうか。誕生、成長、生産、そして終焉、永劫繰り返されてきました人類の歴史は、例えそれが何処かで途切れるとしましても、今、生きて在る人の心に在り続けます。

 新生淡路市も又、歴史の必然として、淡路島1市への布石なのかも分かりません。

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 今年、3市が出揃い淡路島の新たな歴史が始まります。南あわじ市に力、洲本市に知という漢字が似合うとしましたら、私達の淡路市には「心」か「愛」でしょう。これからもその字を起点に、淡路市老人クラブ連合会と、連携していきます。

 故郷の初代市長としてその責務に身を引き締めながら、会員の皆様とともに心新たに歩んで行くことをお誓いし、今まで以上にご健勝にてのご活躍をご祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

                            平成18年1月
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  1. 2007/11/13(火) 14:35:41
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