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故郷の雨 ――淡路市長―― 門 康彦

愛と正義の政治家、『砂楼の伝説』の著者でもある詩人 門康彦淡路市長の『故郷の雨』ネット版を、順次紹介してゆきます。

明石海峡大橋の無料化とは?

 明石海峡架橋は、残る文献では、明治22年香川県大久保議員の本四架橋提唱に認識され、昭和28年原口神戸市長の明石海峡架橋構想(人生全て夢無かりせば叶いません)から始まる。実に45年、半世紀の時間を要して、夢の掛け橋と島民に称せられる。

bridge5.jpg

「明石海峡大橋無料化を正確に表現するなら、明石海峡大橋は、無料のはず。」

 本来、道路は国民生活のインフラ整備として、無料でなくてはならない。この事は、道路整備特別措置法第3条の規定に活かされている。(有料道路は、通常他に道路の通行又は利用の方法があって、当該道路の通行又は利用が余儀なくされるものでない事)

IMG_0345.jpg

 精神論は別にして、下記の考え方が無料化の基軸である。

1 神戸淡路鳴門自動車道
 一般国道28号として整備されたバイパスで、海峡部の橋梁として、明石海峡大橋がある。

2 海上国道
 国道28号の岩屋港から明石港の区間。現在は、国道フェリー(日本道路公団運営)ではなく、タコフェリー(第三セクター、筆頭株主=甲子園運輸)が運行している。
なお、明石の陸上部には、国道行万線の一部がある。

3 意見等
 しかし、新道路整備特別措置法では、代替ルートの無い場合でも、料金を徴収する事ができるように変えられている。

 としても、住民に選択肢が無いインフラ整備の架橋部分、バイパスとして整備された、神戸淡路鳴門自動車道の海上部分、「明石海峡大橋」部分は、一般国道として無料と考えるのが当然である。

 また、本州四国連絡橋公団の民営化は、島民にとって代替の選択肢が無い海上国道部分「明石海峡大橋」の独占営業となり、有料は疑義が有り、大袈裟に言えば公序良俗に反する。

 全部無料が不可能としても、最低限、島民の通勤通学等、生活権の確保の観点からも、一部無料は当然と思料される。

4 現状認識
 過疎少子高齢化の加速する淡路島にとって、明石海峡大橋の無料化は、活性化の切り札であり、トータルとしての道路管理の観点から見ても、国道、県道、有料道路の一本化がコストダウンにつながることは自明の理である。

 市民からは、道路特定財源の充当とか一部税負担の提案、また、料金低減によるテスト運行等の要望が有る。

                           平成18年9月
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  1. 2007/11/14(水) 10:50:48
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